除湿機選び方【2022年モデル】メーカー別特徴

空調家電

今回のテーマは除湿機の紹介になります

これから台風や梅雨シーズンも始まり湿気で家の中がジメジメするや
雨が多くて洗濯物が乾かないなどいやな季節になりますね
そこで除湿機2022年モデルでの選び方や特徴を紹介したいと思います

今回見ていくポイントとして
・除湿方式
・除湿能力
・衣類乾燥
・排水性能
・便利機能
・メーカー別おすすめ機種

ではそれぞれみていきましょう

■除湿方式
除湿方式は3種類あります

まずは「コンプレッサー式」エアコンの除湿と同じ方式で
部屋の空気を冷やして湿気を水滴にして除去します
夏場のように気温が高いと除湿能力が高く消費電力も小さい傾向にあります
冬場など室温が低いと除湿能力が落ちるうえコンプレッサーを備えるため
動作音がやや大きいのがネックです

次に「デシカント式」
乾燥剤のゼオライトで湿気を除去する仕組みで吸着した水分はヒーターを通して集めます
冬場でも除湿できるのがウリですが室内の温度を上げてしまい
夏場には部屋の温度も上昇するので不便を感じてしまうかもしれません
また消費電力もコンプレッサー式の2~3倍と大きくなります

最後に「ハイブリッド式」
夏場はコンプレッサー式冬場はデシカント式で動作するいいとこ取りのタイプです
年間を通じて快適に利用できるのがメリットです
デメリットとしては、本体が大きめになるうえ価格が高くなる傾向にあることです

季節を問わず1年中使うなら「ハイブリッド式」がおすすめです
多少本体価格が高くても性能では長期的にみればコスパがよいといえます

■除湿能力
除湿機にはそれぞれ「除湿可能面積」と呼ばれる
除湿ができる部屋の大きさを指す目安があります
除湿可能面積は木造や鉄筋コンクリートでも異なり
大きければ大きいほど早く部屋を除湿することができます

目安として、寝室や子供部屋サイズはは13~16畳用、
一般的な広さのリビングであれば16~20畳用がおすすめです。
ただし、木造と鉄筋コンクリートで適応面積が異なり
木造の場合は適応面積が鉄筋コンクリートの約半分になってしまいます
鉄筋向け16畳用となっていた場合は木造なら8畳となるので
部屋の広さと造りを確認したうえで選びましょう

■衣類乾燥
衣類乾燥用として使うことが多い場合は
部屋の除湿+衣類の除湿が必要なので
部屋干しする部屋より広めの面積に対応したモデルがおすすめです

効率よく洗濯物を乾かしたい人は送風の方向を調節できるモデルがおすすめです
風向き調整機能があれば洗濯物の位置に合わせて左右に送風したり
丈の長い衣類でも上下に風を送ったりして洗濯物を乾燥させることができます

また、乾燥力が高い商品にはほとんど「湿度センサー」が付いており
衣類乾燥性能で選ぶなら「湿度センサー」は必須です
さらに多機能なものだと洗濯物の位置を自動で検出し
風向きや風量を調整してくれる全自動モードを搭載したモデルもあります
衣類乾燥機能で選ぶなら上下・左右と広範囲に風を送れるものを選びましょう

■排水性能
除湿機は、空気中の水分を取り除いて本体内のタンクに水を溜める仕組みです
そのため、湿気の多い季節や衣類を乾燥する際にはどんどんタンクに水が溜まってしまいます
排水タンクの容量が小さいと水をこまめに捨てなければならないため
水交換の手間をできるだけ少なくするならタンク容量「3L以上」のものがおすすめです
さらに、連続排水が可能なものであればタンクの水を交換することなく
24時間排水することができて便利です
一方で、排水ホースを風呂場やベランダの排水口につながないといけないので
取り付けの手間はかかってしまいます

■便利機能
商品によって、搭載されている機能は異なります
そのなかでもとくに便利な機能を紹介するのでぜひチェックしてみてください

「消臭機能」
部屋干しした際の生乾きのニオイを防ぐことができるので
湿気の多い季節でも活躍してくれるでしょう
なかには、シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノイーX」など
イオンで消臭するモデルも多く販売されています
部屋干しが気になる方はここも注目しましょう

「内部乾燥機能」
除湿機は本体内部に水を溜めるので
排水タンクにカビが発生してしまうこともあります
そこで、内部乾燥機能があれば本体にこもった湿気や水分を
自動的に乾燥させて取り除いてくれます
カビや水アカを防ぐ効果が期待できます
常に水分がある状態なのでここにも注目です

■メーカー別おすすめ機種
では2022年モデルで各メーカーの特徴や使い勝手を見ていきましょう

まずは三菱
コンプレッサー式で3機種ありますその中でもおすすめなのが
MJ-M120TX

最大の特徴は部屋干しおまかせムーブアイ
乾き残りを見つけそこに集中して風を当てて乾かしてくれます
また緑色の光ガイドで今風がどこに当たっているのかわかるので
効果も実感できます

ワイド気流も魅力で上下は160度、左右は100度と
様々な角度に乾燥した風を送れるので色々な干し方や床の布団までと
しっかり乾かしてくれます

また一点集中で乾かす機能「ズバッと乾燥モード」も搭載されています
どうしても急ぎで乾かしたいもの少量ですが
高速ドライ風を送り乾燥時間の短縮ができます

ただしこの機種の上位モデルMJ-P180TXではムーブアイ機能がありません
その変わりに「冬モード」が搭載されています
コンプレッサーでは気温が下がると能力が落ちてしまいますが
その代わり風量を10%アップすることで低温時でもしっかり除湿できるようになりました

洗濯物を早く乾かしたい方はMJ-M120TXをおすすめします

次にシャープ
ハイブリッド式で1機種、コンプレッサー式で4機種、デシカント式で1機種
その中でもおすすめなのがCV-PH140

シャープといえばプラズマクラスター
このモデルのみプラズマクラスター25000搭載
他のモデルは全て7000と除菌能力は落ちてしまいます
このモデルは洗濯物の生乾き臭など付着菌の除菌や抑制に役に立ちます
またハイブリッド式なので1年を通して使用できるのも特徴です

衣類乾燥モードを使うときは
「臭い戻り対策」の設定をするのがおすすめです
乾燥終了後も洗濯物を取り込むまでイオンを排出し
衣類にニオイがつくのを抑えてくれます
また乾燥させない衣類消臭モードもあり
自宅で洗えないコート類のニオイのケアも可能です

さまざまな干し方に対応するため送風幅は左右約165cmとかなりワイドで
左右は3種類・上下は4種類のスイングができ当てたい場所にしっかりと送風できます
スポットでの送風もできるので床に置いた靴を乾かす
すぐに着たい衣類だけを乾かすといった使い方も可能

1年を通して除湿をし洗濯物の消臭・乾燥をしたい方は
CV-PH140をおすすめします

次にパナソニック
ハイブリッド式で3機種、デシカント式で2機種
その中でもおすすめなのがF-YHVX120

パナソニックの特徴は「ナノイーX」
シャープのイオン同様に脱臭・除菌の効果があります
ハイブリッド式でこちらも1年中使用できます

ルーバーもツインとなり左右異なる風を送ることで
洗濯物を揺らしながら風を当てることができる
洗濯物が多い日など詰めて干すことがあっても風が当たるようになっています

またエコナビも搭載されており常に洗濯物の状態を認識してくれます
その経過具合で強弱や乾燥完了とともに停止するなど節約上手な商品となってます

そしてモードも多く搭載されています
衣類ケアやクローゼットの除湿
また衣類乾燥後に自動で部屋ケアモードへ切り替えと気の利く商品となっています

他のメーカーと比べて劣る機能としては
連続排水がないのと真下へ風を送れないところです

1年を通して除湿をし洗濯物の消臭・乾燥や
クローゼットなど様々な場所で使用したい方は
F-YHVX120をおすすめします

最後にコロナ
コンプレッサー式で8機種、その中でもおすすめなのが
CD-WH1222

コロナの特徴は除湿能力
2枚のルーバーが挟み込むように送風口をふさぐことによって
遠くまで乾いた風を送れるので他のメーカーよりも早く除湿ができます

コンプレッサー式でもありますがヒーター運転も搭載されており
部屋の温度が低くなりがちな冬でも電気代は少し上がりますが
空気を温め除湿を行ってくれます

さらにその熱交換器の洗浄機能も搭載され
背面の注水トレイに水を入れることで
熱交換器の汚れも洗浄してくれます

デメリットは連続排水でも24時間で停止してしまいます
別荘など常に運転したいお客様もおられ
他社は切り忘れ防止機能をOFFにできる機種もありますが
パワフルが売りのコロナでもこの機能をつけてほしかったところです

1年を通してパワフルな除湿を希望する方や
大容量タンクで手間を省きたい方には
CD-WH1222をおすすめします

■まとめ
では最後まとめとして
簡単にメーカー別の特徴をまとめると
洗濯物乾燥・連続排水 三菱
除菌消臭・連続排水 シャープ
除菌消臭・多彩なモード パナソニック
パワフルな除湿・清潔性 コロナ
となりました

防犯や花粉の面でも最近では室内に洗濯物を干す家庭も増えてきています
また近年雨の量も増え洗濯物の乾きに悩まされている家庭もあると思います
1台あると便利な商品なので家庭に合った除湿器を選びましょう

では今回はここまでとなります
ご視聴ありがとうございました


当ちゃんねるは家電量販店定員としていろいろな情報を提供しています
家電の情報はもちろん従業員側の意見なども話していくので
今後の家電選びの参考にしてください

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